今回5つの疑問詞の使い方を説明するのですが、まずは疑問文の種類を確認していきたいと思います。
疑問文には
①yes/no で答える疑問文
②疑問詞を使った疑問文
の大きく二つの種類があり、一つ目は関係ないだろうと思われるかもしれませんが、実は疑問詞を使った疑問文は、①の文疑問にしたい要素の代わりに、文の頭に疑問詞を機械的につければ完成します。
なので、まずこれを理解することで疑問詞が活用できるようになるのです。
ではまず、yes/noでこたえる疑問文の語順を確認したいと思います。
疑問文では基本的に動詞を主語よりも前に出します。
ただし、動詞そのものを前にだすのはbe動詞だけです。
詳しく説明しますと、例えば
She is your sister.
(彼女はあなたの姉です。)
という文章を疑問文にするには、動詞のisはbe動詞なのでそのまま前に出して
Is she your sister?
(彼女はあなたの姉ですか?)
となります。
動詞が一般動詞の場合は、その動詞そのものは前に出さず、代わりにdo/does/didを出します。
この時、もとの一般動詞は原形にすることに注意します。
He knows that song.
(彼はあの歌を知っています。)
の場合、
Does he know that song?
(彼はあの歌を知っていますか?)
となります。これを確認出来たらもうほとんどオッケーです。
では疑問詞に入ろうと思います。
疑問詞にも大きくわけて二つの種類があります。
what(なに)、who(だれ)などの疑問代名詞と、when(いつ)、where(どこ)、why(なぜ)などの疑問副詞です。
疑問代名詞は尋ねたいことが「人」や「物事」の時に用い、疑問副詞は場所や時や理由などを表す副詞について尋ねたい時に用います。
では本題の、疑問詞の語順について確認したいと思います。
基本的には先ほど述べたように、yes/noの疑問文の頭に疑問詞を付けるだけです。
試しに、先ほどの例文に疑問詞を付けてみましょう。
He knows that song. の、どの部分を尋ねるかによって適切な疑問詞は変わってきますが、今回は that song を尋ねたいと思います。
「あの歌」というように「物」について尋ねていますから、関係代名詞である what を用いて疑問文を作ります。
この文章をyes/noを答える疑問文にして頭にwhatを付けるだけですが、ここでは that song を答えさせるため、yes/noを答える疑問文から that song を抜いておきます。
これをふまえて文章をつくるとこうなります。
What does he know?
(彼は何を知っていますか?)
あとはこれを応用し、①何を尋ねたいか②尋ねたい内容に合った疑問詞は何かを考えれば簡単に what when where why who を使いこなすことができます。